成年後見制度のメリット・デメリット
■成年後見制度
成年後見制度とは、本人の判断能力が不十分となった場合に、本人、配偶者、四親等以内の親族、検察官等の請求により、後見人を付し、後見人に財産の管理、身上監護などを行ってもらう制度です。また、本人に判断能力があるうちに後見人となるものを指定しておくことができる、任意後見制度もあります。
■成年後見制度のメリット
成年後見は被後見人の財産の管理や身上監護を行います。そのため、判断能力が低下した被後見人にかわって預貯金や不動産の管理を行ってもらうことができますし、病院への入院や老人ホームへの入所手続きなども任せることができます。また、成年後見人には取消権がありますから、被後見人が判断能力の低下から誤って契約をしてしまった場合に、成年後見人が当該契約を取り消してもらうことができます。
■成年後見制度のデメリット
成年後見制度を利用するためには、ある程度手続きに手間と時間がかかることとなります。また、後見人に就任したものに対して、報酬を支払わなければならず、ある程度費用がかかります。
また、成年後見人には被後見人の財産の管理に関して善管注意義務を負います。そのため、被後見人の財産の積極的運用や相続税の節税対策などが行いにくいというデメリットがあります。
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