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不倫は一般的に、社内不倫が多いと言われていますが、配偶者が不倫をした場合、慰謝料請求をすることができます。

不倫相手も同様に既婚者だった場合、いわゆるW不倫の場合には、慰謝料請求の額で問題が生じてきます。配偶者の不倫の相手方に慰謝料請求をした場合、相手方もこちらに対して慰謝料請求をしてくる可能性が高いからです。こちらの損害額と相手方の損害額が同等の場合には、結局プラスになりませんし、相手方の損害額の方が多いと認定されれば、かえって損をしてしまう可能性もあります。不貞行為を理由に離婚する場合には関係ないかもしれませんが、今後も婚姻関係を続ける場合には、自身が損をしないように、どちらが損害額が大きいといえるかどうかを考慮することが大切です。

たとえば、損害額の認定には、苦痛の程度、婚姻期間、責任の重さ、子どもの有無、不倫相手の認識・意図、婚姻生活の状況などが考慮されます。婚姻生活の状況として、夫婦関係が円満であれば、夫婦関係に与えたダメージが大きいと判断されますが、元から夫婦関係が悪かった場合、精神的なダメージは小さいと判断されます。また、セックスレスに陥っていたかなども考慮されます。慰謝料の相場は、100万円～300万円程度ですが、さまざまな事情により増減する可能性があるため、上記考慮要素等を踏まえて請求額を決定しましょう。

弁護士法人西村総合法律事務所では、交通事故や男女トラブル、再生破産などさまざまなご相談を承っております。泉佐野市での自己破産はお任せください。また、特に企業法務分野に強みを持ち、現在では東京、岡山、津山、名古屋、大阪、神戸、において約67社の顧問先企業様のサポートをしております。また、使用者側労務問題の専門家として、労災民事事件や、大規模な残業代請求事件等を担当しております。お悩みがある際には、ぜひ当事務所へお越しください。