逸失利益 とは
- 後遺障害
■後遺障害とは後遺障害とは、自賠法施行令に定められた基準を満たすような重度の後遺症として認められたものをさします。後遺障害には1級から14級までの等級が定められており、この等級に照らし合わせて認定されることになります。なお、1級が最も重い後遺障害です。交通事故による怪我で後遺症が残ってしまったとしても、それが必ず...
- 交通事故による鎖骨骨折|後遺障害は認められるか
交通事故で生じる後遺障害とは、後遺障害等級の認定を受ける程度の後遺症のことをいいます。この後遺障害等級は、後遺症による慰謝料請求をする場合や逸失利益を請求する際に必要となるものです。以下では、どのような場合に後遺障害として認められるのかについてご紹介します。 後遺障害として認定されるためには、まず、交通事故と生じ...
- 交通事故における逸失利益とは?計算方法や増額するポイントなど
当記事では、その中でも逸失利益について詳しく解説をしていきます。 逸失利益とは 逸失利益とは後遺障害の発生によって本来得られるはずであった将来の収入を補填するものです。似た概念として休業損害というものがあります。逸失利益と休業損害との大きな違いは、症状固定を受けたかどうかによって決まる点です。症状固定とはこれ以...
- 過払い金請求
過払い金とは、その上限を超えた金利を支払っていた場合に発生するような、本来支払う必要のない金額のことをいいます。過払い金は支払う必要のないものであることから返還請求ができます。過払い金が発生していた理由の一つとして、利息制限法とは別で罰則を規定していた出資制限法という法律の利息の上限が、利息制限法の上限と異なって...
- 自己破産
自己破産とは、債務者の財産を清算するとともに、債務者の経済生活を再生する機会を確保する債務整理の手段をいいます。自己破産は、まず、債務者が自己破産の手続き開始の申し立てをすることから始まります(破産法15条1項)。申し立ては、申立書と所定の添付書類によって行われます(破産法20条1項、2項)。 債務者の免責する手...
- 民事再生(個人再生)
民事再生とは、債務者が、破産を回避して経済生活の再生を図るものをいい、その中でも特に、個人債務者の再生を目的とするものを個人再生といいます。そして個人再生の中でも主要なものとして、小規模個人再生というものがあります。 小規模個人再生の手続きが開始される要件は、「将来において継続的に又は反復して収入を得る見込み」が...
- 任意整理
任意整理とは、裁判所の外で行われるもので、債務者と債権者との間での話し合いにより行われるものをいいます。任意整理は、民事再生や自己破産とは異なり、裁判所の関与なく行われるため、簡易かつ迅速に行われるというメリットがあります。他方で、任意整理は手続が法定されていないことから、手続きの過程が不透明であるというデメリッ...
- 親権と養育費
■そもそも親権とは「そもそも親権がどういった権利をさすのか分からない」お子さんがいる夫婦が離婚届を提出する際には、子どもの親権者を必ず記入しなければなりません。お子さんがいらっしゃるご夫婦でも、親権について改めてまじめに考え直すという機会はあまりないでしょうから、こうしたお悩みは当然とも言えます。親権を簡潔に言い...
- 親権獲得をするために
■そもそも親権とはそもそも親権とは、どういった権利をさすのかを、まず確認しておきましょう。親権を簡潔に言い表すと、「未成熟な子どもに代わって、子どもの権利を守るために行動できる権利」というように言えるでしょう。ご承知の通り、幼い子どもは物事の善悪や正しい判断をすることができません。たしかに、中学生や高校生になった...
- 婚姻費用分担請求
■婚姻費用とは「離婚を検討しはじめてから婚姻費用というキーワードを聞いたが、まったく聞いたことがない」ご相談にあたり、このようなご感想を伺うことは少なくありません。婚姻費用について、分かりやすくご説明すると、「結婚している間にかかるさまざまなお金」というふうに言うことができるでしょう。婚姻費用には、食費や住居費、...
- 財産分与
■財産分与とは「離婚について調べていると財産分与というキーワードが出てきたが、よくわからない。これは、離婚を検討されていらっしゃる多くの方が抱かれるお悩みの一つです。財産分与というキーワードを分かりやすくご説明すると、「結婚期間中に夫婦が築いてきた財産を、離婚にともなってそれぞれの分に分割すること」というふうに言...
- 離婚の種類と手続き
協議離婚とは、家庭裁判所などの第三者を間に挟むことなく、離婚をする当事者だけでその条件などについて話し合いを行い、その結果合意することで成立させる離婚の方法をさします。日本で行われている離婚のほとんどで、この協議離婚の方法がとられていると言われています。協議離婚により離婚する場合には、夫婦間で合意した離婚の諸条件...
- 慰謝料(不貞行為)
■慰謝料とは「離婚しようと考えているが、慰謝料が一体なんなのかよくわからない。慰謝料というワードを耳にしたことがあっても、実際によくわからないという方多くいらっしゃっています。そもそも慰謝料とは、どういったものをさすのでしょうか。慰謝料を分かりやすく簡潔にご説明すると、「相手の言動により受けた心の傷を癒やすために...
- 遺言書
方式に不備があるとからといって、必ずしも遺言が無効になるわけではありませんが、方式を満たすに越したことはないでしょう。なお、自筆証書遺言は相続法改正により、相続財産の目録だけは自書しなくても良いことが認められました(目録の添付は必要です)。 公正証書遺言は、公証人に依頼して遺言書を作成する方式です。最も安全で確実...
- 相続放棄
相続放棄とは、相続開始後に相続の効果が生ずるのを拒否することです。家庭裁判所への申述が必要ですが、そこで相続放棄が認められると、「相続の放棄をしたものは、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったもの」とみなされます(民法939条)。 初めから相続人とならなかったとみなされるため、他の相続人にも影響を及ぼす...
- 相続財産の調査
一般に、不動産は遺産の中で一番財産的に大きな価値を占めることは間違いありませんが、その評価については非常に複雑で困難であるとされます。その理由として、公的な評価基準が複数存在することが挙げられます。代表的なものは、「固定資産評価額」(固定資産税を基準に決定)や「路線価」(道路に面した標準値の1平方メートル当たりの...
- 交通事故のトラブルを弁護士に相談するメリット
担当者も何件もの交通事故の示談交渉にあたっているとはいえ、珍しいタイプの事故で法的な知識不足がある可能性や、加害者側も同じ会社の任意保険に加入しているという可能性があります。こうした理由から、示談交渉については弁護士に依頼することで、法律と交渉のプロに任せることができ、安心することができるのです。 ■弁護士による...
- 示談交渉
「交通事故の示談交渉で不利にならないために、自分で何かできることはあるの?」これらのようなお悩みは、交通事故の被害にあわれた後に示談交渉を行っている段階の方が当然に抱かれるものです。このページでは、交通事故のなかでも示談交渉にスポットをあてて、くわしく解説してまいります。 ■示談交渉とは交通事故の示談交渉とは、交...
- 慰謝料・損害賠償
損害賠償とは、文字通り損害を賠償してもらうことをさします。相手に損害の賠償を求めることを損害賠償請求といい、実際に支払ってもらうこととなる金額を損害賠償額といいます。それに対して慰謝料は、精神的な損害についての賠償金のことをさします。一般的に分かりやすく言い換えると、交通事故により心を傷つけられたことについて、そ...
- 人身事故
■人身事故とは人身事故というワードは耳にしたことがあるとはいえども、どのような事故をさすのか具体的には分からないという方が多いことかと思います。人身事故がどのような事故かを簡潔にご説明すると、「負傷してしまった人がいる交通事故」ということができるでしょう。多くの方が思い浮かべるような、自動車により人が負傷してしま...
- 物損事故
■物損事故とは「物損事故ってワードは耳にしたことがあるけれど、どんな事故をさすの?」交通事故は身近に発生しているとはいえ、そうした事故がどのように処理されているかまでは、多くの方は知らないことでしょう。とくに物損事故はニュースで取り上げられることも少ないため、知らないという方も少なくありません。物損事故を簡潔に言...
- 交通事故で被害者が死亡した場合
民事上の責任とは、被害者に対して損害を賠償する責任をさします。行政上の責任とは、運転免許の停止や取消しなどといった行政処分を受ける責任をさします。刑事上の責任とは、裁判で有罪判決を受けた際に、懲役や罰金といった刑罰を受ける責任をさします。死亡事故においては、これら3種類の責任のどれもが、厳しく問われることとなりま...
- 交通事故の過失割合について
被害者である自分の損害賠償額が減額されるとはどういう意味なのだろうか。「加害者が加入している任意保険会社と示談交渉を行っている最中だが、提示された過失割合に納得がいかない。こちらの主張を認めてもらうにはどういった根拠が必要なのだろうか。交通事故の被害に遭われた方のなかには、こうして過失割合についてお悩みの方も決し...
- 遺留分・遺留分侵害請求権とは
遺留分とは、被相続人の処分によっても失われることのない、最低限度の遺産の取り分のことをいいます。遺留分はすべての相続人に認められているわけではなく、配偶者・子(その代襲者および再代襲者)・直系尊属のみが遺留分権利者とされています(民法1042条1項)。兄弟姉妹は遺留分権利者ではありません。 ■遺留分侵害請求権遺留...
- どこから不貞行為になる?
そのため、休日に配偶者以外の異性と単に食事をしたり映画を見たりドライブに出かけたりといった行為だけでは不貞行為とは認められません。 また、 配偶者以外の異性と、肉体的、性的な関係を持った場合であっても、それが一回限りであったような場合には不貞行為と認められる可能性は低いです。ある程度継続的な肉体的、性的な関係があ...
- 法人破産
法人破産とは、裁判所の破産手続開始決定よって開始する、債務返済が出来なくなった会社を清算する手続きのことを指します。法人破産がなされた場合には、破産管財人の手続きの下、法人の財産は現金化され債権者に分配されます。その後、当該法人は消滅してしまいますから、分配された後の残債務の支払いをする必要がなくなるというメリッ...
- 浮気・不倫の慰謝料計算方法
そのため、かんたんな計算式で一律に計算するようなことはできません。以下では、慰謝料の増減額に関わる要素について解説しています。 ・婚姻期間の長短婚姻期間がながければ、より慰謝料が高額となる傾向にあります。 ・浮気・不倫の期間の長短浮気・不倫の期間がながければ、より慰謝料が高額となる傾向にあります。 ・不貞行為の回...
- 高次脳機能障害の症状や等級認定基準
■高次脳機能障害とは高次脳機能障害とは、様々な定義がありますが、脳損傷を原因として生じる日常生活や社会生活を送ることが困難となってしまうような記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害のことを指す事が多いです。具体的な症状としては、記憶障害の例として物忘れが激しい、注意障害の例として集中力を欠...
- 成年後見制度のメリット・デメリット
成年後見制度とは、本人の判断能力が不十分となった場合に、本人、配偶者、四親等以内の親族、検察官等の請求により、後見人を付し、後見人に財産の管理、身上監護などを行ってもらう制度です。また、本人に判断能力があるうちに後見人となるものを指定しておくことができる、任意後見制度もあります。 ■成年後見制度のメリット成年後見...
- 休業損害とは
なお、休業日数とは業務内容や傷害の内容・程度等に応じて相当な日数のことをいい、実際に仕事を休んだ日数と休業日数が一致するとは限りません。 休業損害=日額基礎収入×休業日数 ■休業損害の具体的な計算方法日額基礎収入の計算方法は、被害者の属性によって変わってきます。 〇給与所得者の場合給与所得者の日額基礎収入は、事故...
- 親の借金を相続しない方法とは?相続放棄の注意点も併せて解説
まず相続放棄について、相続放棄とは、故人が遺したプラスの財産、マイナスの財産含めて一切承継しないという手段です。この相続放棄は、故人の借金を相続したくないという趣旨で多く用いられる手段です。また、法定相続人である兄弟姉妹との遺産分割におけるトラブルに巻き込まれたくないという趣旨でも用いられることがあります。この手...
- 個人再生をしたらローン返済中の車はどうなる?
「個人再生」とは、裁判所に対して申立てを行い、借金を減額してもらい、債務整理を行うものです。この個人再生を行い、保有している車が引き上げられてしまう場合と、引き上げられない場合があるため、これらの区別についてご紹介します。重要となるのは、車のローンを完済しているか否かです。自動車のローンを完済している場合には、保...
- 追突事故の慰謝料相場はいくら?計算方法や増額のポイントなど
具体的には、1日あたり約4300円となっており、大きな怪我を負ってしまった場合には、入院費用や治療費などを考えると明らかに十分な補償であるとは言えないでしょう。 ●任意保険基準相手方が任意保険に加入をしている場合には、相手方の保険会社と慰謝料の示談交渉を行うこととなります。この計算方法は任意保険会社によって異なる...
- 生活保護受給中に自己破産はできる?
生活保護を受給している場合には、その受給金の中から借金の返済をすることはできません。そのため、債務整理を検討する場合には、債務の額を減らして返済を継続する任意整理や個人再生ではなく、債務の免責を受けることができる自己破産しか利用することができません。そこで生活保護受給中であっても自己破産を利用することができるのか...
- 自己破産手続きの具体的な手順や必要書類
同時廃止事件とは、破産者に処分できる財産がない場合に適用されるものです。自己破産は破産者の財産を処分して、債権者に配当する必要がありますが、そのような財産がない場合には、配当の必要がないため、自己破産が認められると同時に免責が開始します。 管財事件は、破産者に財産がある場合に適用されるものです。破産管財人が選任さ...